システム標準のpythonとは異なるバージョンを使いたい。
最終変更
2011年12月27日 06時05分
動機
最近のunix系システムでは、標準でpythonがインストールされている事が多いです。
インストールされているpythonのバージョンが運良く自分が使用したいものだった場合は良いのですが、そうじゃない場合に皆さんはどうされていますか?
システム標準のpythonのバージョンを変更する事はできない事が多いので、今回は標準のpython環境に影響を与えずに、別バージョンのpythonを安全にインストールする方法を見ていきます。
インストール
今回は、自分のhomeディレクトリに自分専用のpythonをインストールしてみたいと思います。
まずは、以下からお目当てのバージョンを探します。
http://www.python.org/download/releases/
今回は例として、2.7.2をインストールします。
$ wget http://www.python.org/ftp/python/2.7.2/Python-2.7.2.tgz $ tar zxvf Python-2.7.2.tgz $ cd Python-2.7.2
--prefixオプションを使用して、homeのpython2.7ディレクトリにインストールします。
$ ./configure --prefix ~/python2.7 $ make $ make install
PATHを設定しておきます。
$ PATH="$PATH":~/python2.7/bin/
動作確認
$ python2.7 Python 2.7.2 (... ...
versionが確認できたら完了です。
お望みのversionのpythonをインストールしたらこちらの記事を参考に開発環境の構築を行っていきます。
make altinstall
する方が簡単だよ。PythonのREADMEにも書いてある。
# ./configure
# make
# make altinstall
このあと、ldconfig(/usr/local/lib見るように)すればOK。